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コゲラと枯れ木と生物多様性



おととい、現場で

トトトン
トトトトン
トトトトトトン

という音が響き渡りました。
もしや!・・・音のする方を見てみると・・・

犯人見っけ!
コゲラさんです。(撮影にも成功(^^))

枯れた桜の木を一生懸命つついていました。
コゲラさんは日本で一番小さいキツツキです。

主食になるカミキリの幼虫などを求めて、それらの住処となっている枯れ木や弱っている木を見つけて、つつきます。そうして、掘った穴を巣にします。

実は枯れ木は生物多様性に非常に大きな役割を持っているのではないでしょうか?
里山整備活動などで、枯れ木は真っ先に伐採されがちですが、こういう観点から見るとちょっと待ったになりそうです。

「枯れ木も山の賑わい」ということわざがあります。
辞書を引くと「つまらぬものでも無いよりはましである」と出てきます。
僕はこの解釈にいささか違和感を感じました。

枯れ木は生命の循環の中では、決して「つまらぬもの」ではなく「必要なもの」・・・朽ちて土と還るまでの役に立ち続けるのだから・・・。





Tassy(たっしー)

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