今年も大好きなホオノキの花が咲きました。
この豪快な可憐さ、魅了されてやみません。
このくらいが一番美しい感じ。
今年はホオノキの性転換に注目したいと思っていました。
同じ花が1日目に雌性期→2日目に雄性期と変わり、3〜4日目には散ってしまうらしい。ホオノキは自家受粉しないように、そういう作戦をとるとのこと。
この写真、花の真ん中のピンクの柱状部分が開いています。この部分が雌しべ、つまり1日目で雌性期(だよね)。
雌性期のホオノキ、美しい。
そして、たぶんこれが2日目。ちょっと様子が変わってる!
花の真ん中の柱状部分が閉じ、その根元の白い雄しべが開いてる、つまり、雄性期(だよね)。この部分に花粉があり、虫がくっついて花粉が運ばれるんですね。
雄性期は力強さが増した感じがします。
そして3〜4日後、雄しべがポロポロ落ちて、美しさが和らいでいきます。
ちなみに開花前の蕾。
白いのは果実のように美味しそうな見た目。
通常、ホオノキの花は上を向いて咲くので、人間目線ではちょっと見にくいのです。
花芽ではなく葉芽もあるようです。
ホオノキは何と言っても葉っぱが美しい。
遠目にみるとこんな感じ。
葉っぱは朴葉寿司など料理にも利用されてきました。
5/2に発見した黄金キンラン。
光合成をナマケて、自己の一切の栄養を土中の菌に頼るという贅沢なキンラン。
植物学では、光合成色素を合成できない突然変異個体のことを「アルビノ」と言うそうで、「アルビノキンラン」と呼んでいる人たちもいるようで、僕もとりあえずアルビノキンランと呼ぼうかな。
さて、このキンラン、発見時は蕾でした。
光合成せずに無事に咲くのだろうか。
そもそも盗掘されていないだろうか。
いろいろ気になってしょうがない数日間を過ごし、4日後と6日後にまた会いに行ってきました。
元いたところに無事いました。やったあ。
そして・・・花がとっても綺麗に咲いていました。
太陽の光を浴びると、全身が透き通って金色に輝きます。
なんとも神秘的な光景に感動でした。
光合成をナマケて、自己の一切の栄養を土中の菌に頼るという贅沢なキンラン。
植物学では、光合成色素を合成できない突然変異個体のことを「アルビノ」と言うそうで、「アルビノキンラン」と呼んでいる人たちもいるようで、僕もとりあえずアルビノキンランと呼ぼうかな。
さて、このキンラン、発見時は蕾でした。
光合成せずに無事に咲くのだろうか。
そもそも盗掘されていないだろうか。
いろいろ気になってしょうがない数日間を過ごし、4日後と6日後にまた会いに行ってきました。
元いたところに無事いました。やったあ。
そして・・・花がとっても綺麗に咲いていました。
太陽の光を浴びると、全身が透き通って金色に輝きます。
なんとも神秘的な光景に感動でした。
本日、金色のキンランと出会いました。
里山の中で一際目立ちます。
太陽の光を浴びるとまさに金色。
キンランというと通常は黄色い花と緑色の葉っぱなのですが、このキンランは名前通りの金色で、その輝きと美しさに驚きを隠せませんでした。
帰って調べると、どうもキンランの突然変異体のようです。
通常のキンランは光合成の他に、土中で根が菌と共生することで栄養を得ます。菌が栄養を運んできてくれるのです。こういう植物を「部分的菌従属栄養植物」と言うそうです。
wikipediaで調べるとキンランは炭素源の34~43%、窒素源の約49%を菌から供給に頼っているそうです。
しかもその菌はコナラなどの根と結びついている外生菌根菌。つまり、キンランは樹木、菌根菌、その2者との共生関係を結ばないと生きていけないということです。そういうわけで、移植は無理と言われています。
そして、このキンラン、葉っぱに葉緑素がないということは、光合成を完全にやめてしまったようです。
そう、菌根菌が与えてくれる栄養のみで生きていることになります。完全な「菌従属栄養植物」になったということになります。
栄養は菌根菌が運んでくれるから、自らはひたすら美しさを追求できるようになったということで、こんなに輝いたのかもしれません(^^:)
植物の世界は面白いです。
里山の中で一際目立ちます。
太陽の光を浴びるとまさに金色。
キンランというと通常は黄色い花と緑色の葉っぱなのですが、このキンランは名前通りの金色で、その輝きと美しさに驚きを隠せませんでした。
帰って調べると、どうもキンランの突然変異体のようです。
通常のキンランは光合成の他に、土中で根が菌と共生することで栄養を得ます。菌が栄養を運んできてくれるのです。こういう植物を「部分的菌従属栄養植物」と言うそうです。
wikipediaで調べるとキンランは炭素源の34~43%、窒素源の約49%を菌から供給に頼っているそうです。
しかもその菌はコナラなどの根と結びついている外生菌根菌。つまり、キンランは樹木、菌根菌、その2者との共生関係を結ばないと生きていけないということです。そういうわけで、移植は無理と言われています。
そして、このキンラン、葉っぱに葉緑素がないということは、光合成を完全にやめてしまったようです。
そう、菌根菌が与えてくれる栄養のみで生きていることになります。完全な「菌従属栄養植物」になったということになります。
栄養は菌根菌が運んでくれるから、自らはひたすら美しさを追求できるようになったということで、こんなに輝いたのかもしれません(^^:)
植物の世界は面白いです。
いすみ市の日月神社にホルトノキの巨木があるという話を聞いて、GWに会いに行ってきました。
噂通り立ち姿が壮観なかっこいい木でした。
まるで西表島のサキシマスオウノキのように、板根が発達し、蠢いています。
非常に躍動感があり、生命力を感じます。
日月神社のホルトノキはいすみ市指定天然記念物になっています。
ホルトノキは千葉県でもいすみ市が北限のようです。
実は先月、詳しい人に南房総の森を特徴づける樹木のひとつにホルトノキがあると聞いてびっくりしたところでした。そう、いすみ市より南、南房総では多くのホルトノキが息づいているようです。
千葉県内でもこのように南北で植生が変わるのが非常に面白いです。
日月神社
噂通り立ち姿が壮観なかっこいい木でした。
まるで西表島のサキシマスオウノキのように、板根が発達し、蠢いています。
非常に躍動感があり、生命力を感じます。
日月神社のホルトノキはいすみ市指定天然記念物になっています。
ホルトノキは千葉県でもいすみ市が北限のようです。
実は先月、詳しい人に南房総の森を特徴づける樹木のひとつにホルトノキがあると聞いてびっくりしたところでした。そう、いすみ市より南、南房総では多くのホルトノキが息づいているようです。
千葉県内でもこのように南北で植生が変わるのが非常に面白いです。
日月神社
森の環 主宰
About Me
Popular Posts
-
大好きな朴の木。 毎年5〜6月頃に花が咲きます。 今年も出会えました。 この花の豪快な可憐さ、魅了されます。 自家受粉しないように、同じ花が1日目に雌花期→2日目に雄花期と変わり、3〜4日目には散ってしまうのが、ホオノキの花の作戦。 こんな戦略を考え...
-
今年も大好きなホオノキの花が咲きました。 この豪快な可憐さ、魅了されてやみません。 このくらいが一番美しい感じ。 今年はホオノキの性転換に注目したいと思っていました。 同じ花が1日目に雌性期→2日目に雄性期と変わり、3〜4日目には散ってしまうらし...
-
本日、金色のキンランと出会いました。 里山の中で一際目立ちます。 太陽の光を浴びるとまさに金色。 キンランというと通常は黄色い花と緑色の葉っぱなのですが、このキンランは名前通りの金色で、その輝きと美しさに驚きを隠せませんでした。 帰って調べると、...
-
昨年の8月に出会い、その綺麗さに驚嘆し、もう一度会いたいと願っていた昆虫がいました。セイボウです。 会いたいと願っていると、ふとしたところで会えるもの。そう信じて1年。 本日、雨天でデスクワークしていたら、窓際に何やら光る虫。セイボウでした! 向こうから会いに来てくれま...
-
興味深いものを見つけた。 セミの死骸? 何やら白いものが付着している。セミの死体にカビでも生えたのか。 調べてみるとセミに寄生した菌類で、「セミノハリセンボン」というらしい。 広義の冬虫夏草(昆虫、クモ類などを宿主として寄生し、その宿主を殺して、その体を栄養...
-
百舌(モズ)の早贄(はやにえ)。 モズは捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟んだりする。 モズは足の力が弱いため獲物を掴んで食べる事ができないそうです。そのため小枝に獲物を突き刺したり、挟んだりして、固定し、ついばんでいるのではないかと考えられているそう...
-
昨日、こんな綺麗な虫を発見。 すばしっこくて、うまく写真が撮れませんでしたが、とにかく綺麗な色で、しばらく目で追いかけていました。 調べてみると「青蜂(セイボウ)」って虫かな? 「空飛ぶ宝石」とも表現されるらしい。 こうやって虫ひとつとっても、いつも新しい出会いや...
-
エノキの樹幹に何やらただならぬ気配を感じました。 出ました、ヨコヅナサシガメさんです。しかも集団です。 不穏な動きをしています。 小さな昆虫を捕らえ体液を吸って生活するこやつら。 迂闊に持とうとすると、人間の手も刺すそうです。しかもかなり痛いそうです。 成虫...
ブログ アーカイブ
Classification
Unique labels
My Favorite
ホオノキの花
大好きな朴の木。 毎年5〜6月頃に花が咲きます。 今年も出会えました。 この花の豪快な可憐さ、魅了されます。 自家受粉しないように、同じ花が1日目に雌花期→2日目に雄花期と変わり、3〜4日目には散ってしまうのが、ホオノキの花の作戦。 こんな戦略を考え...
Recommended Books
このブログを検索
連絡フォーム
フォロワー
Tassy(たっしー). Powered by Blogger.