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セミノハリセンボン(冬虫夏草の一種)







興味深いものを見つけた。
セミの死骸?
何やら白いものが付着している。セミの死体にカビでも生えたのか。

調べてみるとセミに寄生した菌類で、「セミノハリセンボン」というらしい。
広義の冬虫夏草(昆虫、クモ類などを宿主として寄生し、その宿主を殺して、その体を栄養源として成長する菌類)らしい。
まさに、無数の針が刺さっているようだ。
広義の冬虫夏草の仲間で、無性生殖を行うとのこと。
小さな針のようなものの先端は、花粉を出した花の雄しべのように、粉をふいて丸みを帯びている。この粉は「分生子(ぶんせいし)」とう無性の胞子で、セミノハリセンボンはこの分生子で無性的に殖えるとのこと。

森の中は神秘で溢れている。

生命の連鎖の中で生死は一体と再認識する一コマでした。

Tassy(たっしー)

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